主人公田中和也は相棒の鈴木と共に葬儀業者として生計を立てている。
葬儀屋といっても、
我々の知っている葬儀業者とは異なり、その儀礼的性格ゆえか分業化が進んでいる。
田中が請け負っているのはダンジョンの奥深くで力尽きた冒険者など、かなりのリスクを伴う遺体回収業務請負業者である。
そんな田中の下に、新たな依頼がやってきた。
遺体回収業務請負業者は、回収業務の以来が来た際、回収対象に関して確認することがある。それは、「蘇生希望」か「埋葬希望」かということである。
魔王
「あ、回収屋さん、いつもお疲れ様です。はい、勇者と魔法使い、僧侶…えーっと…あとは…」
田中
「また派手にやったなぁ。」
魔王
「あ、これですこれ!すみませんねぇ、昨日「ぶりーち」やってたでしょ?ついつい感化されちゃって…30コンボくらいはいれちゃったかな?てへ☆」
田中
「てへ☆、じゃねーよ てへ☆じゃ…。まぁ、戦士は『埋葬希望』だから良いけどさ」
魔王
「え、じゃぁ残りの方は?」
田中
「あぁ、そいつらは『蘇生希望』」
魔王
「えぇ~!それって酷くないですか?仲間なんでしょ?」
田中
「まぁ何か事情があるらしいわ。
なんでも、『苦楽を共にした仲間の死をきっかけに秘められた力に目覚めるイベント』に挑戦したいんだと。
あと、戦士ってレベル上がりやすいじゃん。高レベルだと蘇生費用がかさむし、ピンクの鎧って男としてどうよ?って色々問題があるみたいだわ」
魔王
「なるほど、それじゃぁ仕方ないですよね」
鈴木
「全体的に突っ込みどころがあると思うんだけど、最後の理由が一番酷いと思うよ」
とまぁ、そんな流れの冒頭。
四コマにした方がテンポ良く進みそうな気がします(´・ω・`)